ドラえもん都市伝説タレントの画像

 

あなたは、ドラえもんの謎の回『タレント』をご存知でしょうか?

 

1984年7月20日(一部では1983年9月16日)に放送されたとされる幻の回のことです。

 

当時は多くの人が「見た」と証言しましたが、インターネットもないため、うわさのまま広まらずに終わったようです。

 

しかしここ数年、「見たことがある」と証言する人たちが出てきたことで、また話題にあがるようになりました。

 

 

『タレント』とは一体なんなのか・・・どんな内容なのか・・・。

 

 

調べてわかったことや、勝手な憶測や推測とともに解説していきます。

 

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謎の回『タレント』の不気味なストーリー

 

放送したのはいまから約30年も昔。

リアルタイムで見た人たちの証言はあいまいで、そのせいか『タレント』にはいくつか異なるストーリーが存在することがわかりました。

 

一番有名なストーリーが以下になります。(情報を元にわかりやすくイラストをつけてみました。汚いのは大目にみてください)

 

 

場所は、雨の降る学校の校庭。

のび太はドラえもんに頼みごとをした。

 

 

「地下世界の商店街に行きたい!」

 

ドラえもんは空き地で『通りぬけフープ』のような道具をだして地面に穴をあける。

 

 

 

2人がそこへ飛び込むと、地下とは思えない明るい部屋へ到着した。照明は見当たらなかった。

 

するとそこに、赤いベレー帽をかぶった女の子が現れる。

 

 

女の子は2人に、『赤い封筒』・『インク』・『鉛筆』を手渡してどこかへ消えて行く。

 

2人が少女のあとを追うと、警官のような妙な人達に遭遇する。

 

 

彼らは、「君達は撮影か、撮影ならアチラだ」と2人を別の場所へと案内する。

 

木琴のような板がならぶ通路を進んだ先には、大きな地球のミニチュアがあった。

 

 

2人がそのミニチュアを観察すると、突然ミニチュアは割れ始める。

 

 

すると割れ目から血のような黒いどろっとした液体があふれ出てくる。

 

 

2人はその状況に絶叫。

 

 

そこでアニメは終了した。

 

 

かなりストーリーとして意味不明…。

 

放送時は作画が崩壊し、顔が歪んでいたり線がぐにゃぐにゃ、色も明らかにおかしかったようです。

ドラえもんやのび太の声が別人だったという話も。

 

この話にはほかにも、

・登場人物が赤いベレー帽の少女や警官ではなく、“宇宙人”だったver.

・警官ではなく、学生だったver.

・地下にはピラミッドや人の骨があったver.

 

などが存在しています。

 

もう一つの『タレント』ストーリー

 

そして『タレント』にはもう一つ有名なストーリーが存在します。

 

 

のび太の部屋で、のび太とドラえもんが楽しそうに会話をしている。

しかし突然、場面は変更。場所が空き地に移動する。

そこには知らない人たちが3・4人いて会話をしていた。

 

そこで再び場面が変更。場所はなぜか商店街に。

またしても知らない人たちが現れ、なにやら日常会話をはじめる。

音声はなく、話がわからないまま3分ほどで終了。

 

 

・・・という、先ほどとはまったく別のストーリーになっています。

 

いったいどのストーリーが本当の『タレント』なのでしょうか。

 

もしかしたら、見た人の印象に残ったシーンが違うだけで全てはひとつの話になっている、可能性も考えられますね。

 

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『ゆめの町ノビタランド』が『タレント』の真相?

 

 

『タレント』が放送されたといわれる1984年7月20日は、

当時の新聞によれば「のび太の童話旅行」、「四次元ポケットのスペア」が放送予定になっています。

(一部で言われている1983年9月16日は、「ひっこし地図」「コース決定機」「しりとり変身カプセル」を放送)

 

緊急でもないかぎり予定されていない話を放送することはありえません。

すると、なんらかのミスやトラブルで未完成版を誤って放送してしまった、もしくは電波障害によって映像に乱れが生じてしまった可能性もあります。

 

うわさでは、アニメ・ドラえもん第1話『ゆめの町ノビタランド』の再放送を行った際、電波の影響で映像が歪んでしまった地域があるそうです。

そのゆがみによって『ノビタランド』が『タレント』に見えてしまったという説も存在します。

 

こんな感じに歪んでしまったのか…?怖

 

これが本当なら、線がぐにゃぐにゃだったり、色がおかしかったりしたのには納得です!

 

しかし、当時の放送局側の謝罪やコメントは調べたかぎりではみつからず、動画もないので確認のしようがありません。

(一時期、動画サイトにアップされたようですが、これはただの釣り動画でした)

 

・・・そもそも電波が乱れただけで、ここまでおかしなストーリーが出来上がるものなのでしょうか。

 

 

 

そもそもただの“記憶違い”の可能性も・・・

 

もしかすると、『タレント』の真相はただの“記憶違い”や“勘違い”によるものなのではないでしょうか・・・。

目撃者の証言も不正確なものばかりです。

 

ドラえもんの数ある話が混ざり合って出来てしまっただけなのかもしれません。

 

実際に以下の話で類似した表現がありました。

 

・『地底の国探検』:コミック5巻、アニメ放送は1984年5月11日

空き地でのび太とドラえもん(コミックではドラミちゃん)が、『通りぬけフープ』に似た丸い道具『ここほれワイヤー』をつかって地底をみつける。

地底ではピラミッドや人の骨を発見する。2人が怖がり、あわてる場面もある。

 

・風船が届けた手紙、風船手紙コントローラー:コミック39巻、アニメ放送は1994年09月30日

 

見た目の気持ち悪い宇宙人が、激しい色彩とともに登場。2人があわてる場面がある。

 

・地下鉄をつくっちゃえ:コミック2巻、アニメ放送は1979年4月16日

参照元:http://blog.livedoor.jp/doraemon_vs_suneo/archives/1410952.html

地下鉄を作るためにドラえもんとのび太が地下を掘りすすめる。

途中、青い服を着た数人の大人(作業員)に遭遇する。線路をすすむ描写が、木琴のような板にみえなくもない。

 

・のび太の地底国、のび太の竜の騎士:コミック26巻、映画1987年

参照元:http://mukumukugoke.blog82.fc2.com/blog-entry-111.html

のび太はドラえもんの道具をつかい、地底の大洞窟を発見。

ヒカリゴケ(もしくはピッカリゴケ、日光ゴケ)をつかい、電気をつかわずにあたりを一面を照らす場面がある。

 

・地球製造法:コミックス5巻、アニメ放送は1984年05月11日

地球のミニチュアが登場。地球のミニチュアが破裂するシーンもある。

 

 

また、同じく藤子不二雄先生の作品『キテレツ大百科』の44話と、『21エモン』の31話の映像にもそっくりな点があるようです。

絵柄も登場キャラクターも似ているので、あいまいな記憶で『ドラえもん』と一緒になってしまったのかもしれません。

 

まとめ

 

結局『タレント』が100%存在したという事実はみつかりませんでした。

 

やはり、いろんな人の“記憶違い”によって出来上がったのが、幻の回『タレント』なのかもしれません。

 

しかし、これはあくまでわたしの憶測。

・・・信じるか信じないかは、あなた次第です(お約束)

 

引き続きなにかわかり次第、更新していきたいと思います。情報もお待ちしています〜!

 

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