【名探偵コナン】歴代映画の青山原画シーンを全て紹介！

 

こんにちは、コナン大好き歴２４年のひまひめです。

『名探偵コナン』の劇場版は、早朝に映画館へ行って朝イチで家族と観る！というのが子供のころの恒例＆楽しみの一つでした！

 

そんな劇場版・名探偵コナンの見所は多々ありますが、その中でも“青山原画”と称されるシーンは、ファンの中でも群を抜いてトップでしょう！

 

青山原画とは、作者・青山剛昌先生が自ら原画を手がけたものです。

アニメ版の制作に作者が加わることはまずありませんが、劇場版作品においては毎年参加されています。

 

青山原画が使われるのは、映画の中でほんの数秒〜数分。

 

そのわずかな原画シーンが「どこで・どんなシーンで登場するのか」と、待ちわびながら視聴するのも毎年楽しみの一つなのです。

 

 

ここでは、そんな青山原画シーンを映画別にご紹介していきます！

私が知る限りの豆知識（裏話）的なものも一緒に載せていきますので少々長くなりますが、一緒にこれまでの映画を振り返っていきましょう〜！

 

 

時計仕掛けの摩天楼：青山原画シーン①

 

はじめての青山原画は、映画が最っっっ高に盛り上がる終盤！

新一（コナン）と蘭が扉越しに会話をするシーンで使われました！

 

爆弾の解体を行うも、最後の二本の導線のうち、どちらを切るべきかわからず焦る新一に

 

「ハッピバースデー。新一。

だって・・・もう。

もう、言えないかもしれないから」

 

と呟くのです。

これを聞いた新一（コナン）は、蘭に

 

「お前の好きな方を切れ」

 

と全ての選択を託すことに・・・。

 

 

青山先生の描く蘭の切ない表情が、まさにヒロイン・・・。

先生の原画効果も相まって、このあたりからの急激な盛り上がり方は半端じゃありません！

 

この後の扉越しのカットも青山原画です。

 

 

時計仕掛けの摩天楼：青山原画シーン②

 

爆弾の解体に成功してビルの外に出た蘭が、人混みからコナンを見つけたシーン。

蘭を見つめる、このなんとも言えない表情が描けるのは原作者だからでしょう。

 

 

14番目の標的：青山原画シーン①

 

『１４番目の標的』の名シーンといえばココですよね！

人質になった蘭に向けて銃を発砲するシーンです。このとき蘭は、コナンに新一の影を見ます。

 

青山原画もさることながら、

無音→３６０度カメラ旋回からの発砲→うつむーく〜♪

の流れが素晴らしい・・・。

 

非常に細かいコマ割りで、角度やタイミングも細かく指定し、手間暇かけて完成させたという屈指の名場面です。

絵コンテの段階から青山先生が加筆するほど力が入っています。

 

 

14番目の標的：青山原画シーン②

 

蘭を助けた後のワンシーン。

ハラハラ・ドキドキ続きの中、ようやく安堵できたシーンでした。

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン①

 

歩美ちゃんの住むマンションのベランダへと降り立ったキッドが、歩美ちゃんの手にキスをしてから

 

「ただの魔法使いですよ、お嬢さん」

 

とキザな台詞を放った、キッド初登場シーンです。

このスマートな所作に心奪われたのは歩美ちゃんだけではないはず！

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン②

 

キッドを生で見たことに大はしゃぎする歩美ちゃんと、それを聞く光彦・元太。

「まさに、平成のアルセーヌルパンですよね〜！」と話は盛り上がります。

 

それについて、

 

「平成のホームズさんは

どうする気？」

 

と、からかうようにコナンに投げかける灰原でした。

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン③

 

美男美女っ！！！ ＼(^o^)／

カッコイイとかわいいが共存しているのも、青山原画の魅力ですよね〜。

 

バイクに二人乗りで現れた、服部＆和葉の映画初登場シーンです。

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン④

 

通天閣の上に立つキッドが、エッグを盗むために始動。

 

「Ladies and gentlemen！

さあ、ショーのはじまりだぜ！」

 

・・・この台詞は、作中でも特に印象的でした。

 

先生渾身の原画で、絵コンテも大幅に加筆修正されたとか！通天閣にキッドを立たせる案も先生が考案。

 

声優さんの演技といいBGMといい、映画館で初めて観たときに鳥肌がたったのを覚えています。

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン⑤

 

映画終盤、心配そうな表情で炎に包まれる城を見つめる灰原。

城の中にはコナンが残っています。

 

蘭ではなく、灰原を描いたのにはどんな意図があるんでしょうね。

 

 

世紀末の魔術師：青山原画シーン⑥

 

事件解決後、コナンの正体に感づいた蘭は、涙を流しながら確かめるように尋ねます。

 

「あの時のコナンくんかっこよかったよ。

・・・まるで、新一みたいで！

 

・・・でも、別人なんでしょ？

そうなんだよね？」

 

この痛ましい蘭の姿に限界を感じたコナンは、正体を明かすことを決意。

 

しかし、

 

 

2人の前に突如新一が現れます。（↑これも青山原画）

 

 

コナンと蘭、2人の切ないやりとりがより引き立った原画でした！

蘭にこんな顔させるくらいなら、そりゃあ話してしまおうって思っちゃいますよね・・・？

 

とっても良いシーンなのですが、青山原画とそうでない時の絵柄の差が激しく「残念」との声も・・・。

 

 

瞳の中の暗殺者：青山原画シーン①

 

記憶喪失の蘭を羨む灰原。

コナンに対する、

 

「あなたとずっと・・・

ずっとこのまま・・・」

 

という意味深い発言はかなり気になります。

 

 

瞳の中の暗殺者：青山原画シーン②

 

蘭や園子から“小五郎に言われたプロポーズの言葉”をたずねられた英理。

照れながらも、

 

「お前のことが好きなんだよ

地球上の誰よりも」

 

であったと暴露します。

 

・・・これには園子がドン引き(ﾉ∀｀)

 

 

瞳の中の暗殺者：青山原画シーン③

 

記憶を失った蘭から

 

「どうして君は、私のことを守ってくれるの？」

 

と尋ねられたコナンが、

 

「おめぇのことが好きだからだよ

この地球上の

誰よりも」

 

と告白する名シーン。

 

はじめて新一（コナン）の気持ちを蘭に伝えたシーンです。

 

 

もともとは、

ボートに乗って逃げる→告白

だったそうですが、青山先生の意見で変わったといいます。

 

この辺りは原画だけでなく絵コンテも先生が描かれたそうですよ！さすがっ！

 

 

天国へのカウントダウン：青山原画シーン①

 

冒頭、ウォッカの運転する車内でほくそ笑むジン。

 

 

天国へのカウントダウン：青山原画シーン②

 

『10年後の顔が見れる機会』を体験して出てきた、美人な歩美ちゃんの写真。

 

ちなみに作中では蘭の１０年後の顔は見れませんでしたが、絵コンテの段階では見えていたようです。

ですが青山先生のチェックが入ってボツになったそう。残念(^^;)

 

 

天国へのカウントダウン：青山原画シーン③

 

志保からの電話に、これまたほくそ笑むジン。（かなり嬉しそう）

 

 

天国へのカウントダウン：青山原画シーン④

 

ビルからコナンを抱えて飛び降りる直前。この辺り（主にドアップ）は青山原画です。

 

震える蘭の気持ちを一瞬にして安堵させたコナン（新一）の言葉。

そのあとの蘭の勇姿に胸が熱くなりました！

 

 

天国へのカウントダウン：青山原画シーン⑤

 

ビルから脱出する際、歩美ちゃんに時間の計測を頼みます。

 

「コナンくんが側にいてくれたら

わたし、できると思う！」

 

は、かな〜りヒロインしてましたね！

（もう一度歩美ちゃんがヒロインになれる描写が欲しい・・・）

 

 

ベイカー街の亡霊：青山原画シーン①

 

ノアズ・アークによって仮想ゲームに参加させられたコナンたち。

架空のシャーロック・ホームズがお助けキャラとして存在することがわかって希望をもつシーンです。

 

まだまだ序盤なのに、いきなりのイケメンコナンくんにビックリしたのを覚えています。

 

 

ベイカー街の亡霊：青山原画シーン②

 

映画終盤に登場するシャーロック・ホームズ。

 

当初の脚本にホームズは登場しなかったようですが、青山先生の希望で追加したんだとか。

若かりし頃の優作がイメージです。

 

 

ベイカー街の亡霊：青山原画シーン③

 

ゲームをクリアして戻ってきたコナンへ、

 

「お前にしては時間がかかったな」

 

と、優作らしい言葉で健闘をたたえました。

 

この二人に余計な会話は不要ですね。

 

 

迷宮の十字路：青山原画シーン①

 

捕らえられた和葉を助けにやってきたのは、平次に変装した新一でした。

これに驚く和葉とドヤ顔の新一が青山原画です。

 

 

迷宮の十字路：青山原画シーン②

 

新一と和葉のピンチに助けにやってきた平次。

まさにヒーロー！！

 

平次の太い眉毛がさらに際立った原画です。

 

 

迷宮の十字路：青山原画シーン③

 

平次に助けられたあと、蘭との再会シーン。

 

「同じ顔だな・・・

あの時と」

 

蘭との待ち合わせに遅れた日のことを思い出した新一は、そうつぶやいてから麻酔銃で眠らせます。

 

新一に戻ったときは“強い風邪をひいているのと同じ状態”らしいのですが、

青山先生いわく「新一はカッコつけなので 苦しいときもこんな顔してます」だそう(笑)

 

 

迷宮の十字路：青山原画シーン④

 

8年間探し続けていた“初恋の少女”に会えた瞬間。

 

平次の和葉を見つめる優しい目つきがたまりません！

 

 

迷宮の十字路：青山原画シーン⑤

 

新一と会ったことを夢だと思っていた蘭ですが、ポケットには昨夜、新一の汗を拭ったハンカチが入っていました。

 

「やっと会えたね」

 

そう言って静かに喜ぶ蘭。

 

ラストはしっかりメインカップルが締めてくれました！

 

 

銀翼の奇術師：青山原画シーン①

 

飛行機の操縦を代行した新庄が怪盗キッドの変装であると見破ったコナン。

新庄のアップからキッドへと変わった時が青山原画です。

 

 

銀翼の奇術師：青山原画シーン②

 

キッドが一人、機外へ脱出するシーン。

その場にいた園子が「怖くなって一人で逃げた」と思い込み、キッドに幻滅していましたね。

 

青山原画の際は髪の毛やマント、モノクルの紐は描かれおらず、その後付け足されたようです。

 

 

銀翼の奇術師：青山原画シーン③

 

乗客500人の命を預かって操縦する蘭に、新一の声で電話をしたコナン。

大事なときにいつもいない新一への不安と寂しさが爆発して、ついに蘭は自分の気持ちを伝えます。

 

このあたりは、コナンの作監として有名な青野さんが原画を描き、青山先生が修正を入れたそうですよ♪（つまり青野原画）

関連記事⇒【名探偵コナン】作画監督別に作画を比較・紹介

 

もともとは悲しい表情をしていたコナンと新一ですが、青山さんの修正で驚くような顔（画像参照）に変わりました。

 

その４　

前の絵の背後霊(笑)　実際のカットでは、コナンの後ろにいるので口は見えません。デッサン狂ってて恥ずかしいぞ(^^; pic.twitter.com/GW3D0fwgPG

— Atsushi Aono (@at_sushi_01) August 15, 2013

 

 

水平線上の陰謀：青山原画シーン①

 

小五郎、一世一代の見せ場と言っていいほどカッコイイ、得意の一本背負いで犯人を叩き伏せたシーン。

小五郎の英理を想う気持ちが垣間見えました。

 

ちなみに小五郎を活躍させようと発案したのも青山先生ご自身だそうです。

 

 

水平線上の陰謀：青山原画シーン②

 

閉じ込められた蘭の居場所を必死で探すコナン（と背後霊の新一）が青山原画。

 

「見つけてくれるよね？

新一・・・」

 

「見つけてやる！

ぜってー見つけてやっから

待ってろ、蘭！」

 

“囚われのヒロインを助けに行くヒーロー”という展開は、王道ながら胸に迫るものがありました。

 

 

水平線上の陰謀：青山原画シーン③

 

救助シーンで、手を掴み損ねたコナンを蘭が掴むシーン。

蘭のアップ（青野原画）→コナンのアップ（青山原画）だそう。

 

（もしかするとコナンのアップを下書きしたのも青野さん？）

 

 

探偵たちの鎮魂歌：青山原画シーン①

 

終盤、爆弾の解体を行いながら犯人を叱責するコナン。

画像のコナンと新一が青山原画です。

PCに照らされた影も青山先生の原画通り描かれています。

 

 

探偵たちの鎮魂歌：青山原画シーン②

 

蘭におんぶされ、平次にからかわれるコナンを見ながらの

 

「・・・ガキ」

 

は先生こだわりのシーン。

 

この表情には、

「ったくしょうがないはね　このガキ・・・」

という感情が含まれているんだとか。

 

 

紺碧の棺：青山原画シーン①

 

蘭にエアボンベを譲るコナン。

蘭はその表情に、中学生時代の新一を重ねます。

 

『紺碧の棺』の原画はめずらしくこのシーンのみ。描き下ろしのディザーポスターもありません。

スケジュールが相当いそがしかったのでしょうか？

 

 

戦慄の楽譜：青山原画シーン①

 

怜子に託され、うなずくコナン。

その一連の動作を青山先生が担当しています。

 

２人の相棒としての信頼感みたいなものを感じた場面でした！

 

 

戦慄の楽譜：青山原画シーン②

 

バイオリンの音色を追ってきた蘭がコナンと会話をするシーン。

静かな夜の公園の雰囲気と相まった、とても美しい場面でしたよね。

 

２人の影も青山さんが描いた通りになっています。

 

 

漆黒の追跡者：青山原画シーン①

 

コナンの雰囲気から嫌な予感を感じたのか、服部は真剣な表情でコナンの身を案じます。

 

ここはもともと口元が『ニヤリ』と笑っていたそうですが、青山先生が真面目な顔に修正しました。

先生いわく、「この状況でニヤリとする平次が理解できん・・・」とのこと。

 

声優の堀川さんへ「魂を込めて喋ってください」との指示まであった、かな〜りこだわりが詰まったシーンです。

（↑を知ってからまた見返すのがまた楽しい＾＾）

 

 

漆黒の追跡者：青山原画シーン②

 

弾を避けるため神経を集中させる蘭と、記憶の中で知識を披露する新一。

 

この時の蘭ちゃんは明らかに人間を超越していましたね (＾＾；)

（一般的な銃弾は50mほどの距離ならば0.1秒で避けなければいけないらしい。映画での距離は２m未満・・・？）

 

蘭に弾を避けさせようと考案したのは山本監督だそうで、本当に避けちゃった蘭に青山先生も

「蘭すごいな。蘭、無敵だなぁ。弾が当たらないなんてすげーなぁ」

と驚いてました（笑）

 

 

漆黒の追跡者：青山原画シーン③

 

ヘリコプターを攻撃され、

 

「何者なんだ・・・」

 

と驚愕するジンと、追跡メガネで様子を確認するコナン。

 

もともとジンは悔しがる顔をしていたそうですが、先生の修正で驚いた表情に描き直されました。

 

 

天空の難破船：青山原画シーン①

 

新一に変装したキッドが蘭をだます、というめずらしくコミカルなシーンを先生が描いています。

蘭の正義感と新一への恋心を利用した、ちょっとKUZUなキッドに笑えます。

 

このあたりの絵コンテも先生が担当。

 

 

天空の難破船：青山原画シーン②

 

キッド＝新一と信じ込んでときめく乙女な蘭。

このままキスしてしまうの！？

と『名探偵コナン』・『まじっく快斗』両ファンがドキドキしたであろうシーン。

 

実は青山先生の原画の段階ではキッドの頰も赤くなっていましたが、映画では蘭のみに。

（正直、修正されてホッとしました。キッドには青子がいるからね＾＾；）

 

 

沈黙の１５分：青山原画シーン①

 

「言葉は刃物なんだ。

使い方を間違えるとやっかいな凶器になる。

言葉のすれ違いで、一生の友達を失うこともあるんだ。

一度すれ違ったら、

二度と会えなくなっちまうかもしれねーぜ」

 

 

喧嘩を仲裁したコナンの穏やかな表情とセリフが印象的なシーン。

 

コナン映画屈指の名言として名高いですが、実は昔登場したキャラクター（釈蓮さん）が発したセリフにそっくりなんです。

関係あるのかは不明。

（コナンが事件や犯人に影響されることは稀にあるので、今回もそうなのかな？）

 

青山先生によれば、脚本の古内さんと２人で考えて作ったシーンとのこと。

 

 

沈黙の１５分：青山原画シーン②

 

コナンが雪崩に巻き込まれる直前、蘭の叫び声でコナンの中からあらわれた新一。

今作で唯一新一が登場したシーンです。

 

 

１１人目のストライカー：青山原画シーン①

 

少年探偵団が力を合わせてサッカーボールを渡そうとする姿に驚くコナンと、その後ニヤリと笑った顔が青山原画。

ビックリしつつ感動している表情を描いています。

 

 

１１人目のストライカー：青山原画シーン②

 

蘭の下着が見えてしまったあとの

 

「ったく、サッカーなんだからヘディングで返せよな・・・」

 

のコナンと新一。

 

 

絶海の探偵：青山原画シーン①

 

海に転落した蘭がみた新一の幻。

海中の描写や蘭の涙が幻想的に見せています。

 

・・・新一の動きがカクカクしているので、観るたび気になる。

 

 

絶海の探偵：青山原画シーン①

 

蘭の救助に小五郎のド派手名刺が役に立ち、

 

「おっちゃん・・・

ありがとう・・・」

 

と感謝するコナン。

 

目をわずかに潤ませる姿が印象的です。

 

 

異次元の狙撃手：青山原画シーン①

 

「お前にそんなマネはさせない・・・

俺がいる限りはな」

 

ジョディの回想シーンで登場した、記憶の中の赤井さん。

ジョディとラブラブだった時なのか、セリフが甘い！

 

懐かしの愛車・シボレーを運転する姿に、大人の余裕いろけを感じます！

 

 

異次元の狙撃手：青山原画シーン②

 

蘭の無事を遠くから確認して安堵するコナンの表情。

 

 

異次元の狙撃手：青山原画シーン③

 

『異次元の狙撃手』といったら思いつく超名シーンも青山先生が担当！

 

沖矢昴が赤井秀一の声で

 

「了解」

 

と発したこの瞬間は、すべての視聴者が沸いたはず！

 

 

異次元の狙撃手：青山原画シーン④

 

事件解決後、強烈にかわいいウインクをする世良と、頰を染める蘭、そして背後でキメ顔の新一が青山作画です。

このあたりの絵コンテも先生が担当。

 

 

業火の向日葵：青山原画シーン①

 

ラストのチャーリー警部に、なぜ犯人を妨害したのか問われるシーン。

キッドの真剣な眼差しがカッコイイ一枚です。

 

『業火の向日葵』の原画はココのみ。

 

 

純黒の悪夢：青山原画シーン①

 

序盤、逃亡するキュラソーを追う赤井さんのドアップ。

一瞬なので、普通に観ていたら見逃すくらい分かりづらい（＾＾；）

（わたしはファンブックで青山原画だと知りました・・・。観てすぐわかった人すごいっ！）

 

原画では左右の目が描かれていましたが、映画では顔半分が暗く陰り、片目が強調されています。

 

 

純黒の悪夢：青山原画シーン②

 

観覧車上での二人のバトル。

挑発する安室さんに、余裕な笑みを返す赤井さん。

 

先生が大好きなアムロvsシャアを彷彿とさせるシーンです。

 

このシーンのおかげか、本作で２人の人気が急上昇しましたね〜。

 

 

純黒の悪夢：青山原画シーン③

 

観覧車に仕掛けられた爆弾の解体をする安室さん。

手元に焦りが出るものの、

 

「焦りこそ最大のトラップだったな・・・

松田」

 

と、友人の松田陣平（過去に観覧車の爆弾処理中に殉職）の言葉を思い出し、見事解体に成功。

 

安室さんのどこか切なく感慨深い表情が印象的ですね。

劇場内がざわついたのを覚えています。

 

その後のTV放送（金曜ロードショー）では、この部分が丸々カットされてしまったため、ファンから怒りのツイートが多く投稿されました。

 

 

から紅の恋歌：青山原画シーン①

 

収録スタジオで騒ぐ蘭と和葉に

 

「にぎやかで楽しそうですなァ・・・

まるでカフェにいるみたいやわァ」

 

と、笑顔で嫌味を放つ紅葉。

見た目はおしとやかな着物美人ですが、意外と物言いはハッキリ。

 

 

から紅の恋歌：青山原画シーン②

 

和葉から平次との関係を聞いた紅葉が・・・

 

「幼馴染で恋愛ゴッコ・・・

ホンマ、なごみますわ・・・」

 

と、挑発するシーン。

 

その後、告白を賭けた女の戦い（カルタ対決）に発展します！！

 

 

から紅の恋歌：青山原画シーン③

 

紅葉との対決中、焦りから集中力がどんどん落ちていく和葉。

そんなとき・・・

 

「なんや和葉、えらい怖い顔して。

誰かと喧嘩してんのか？」

 

ふと脳裏に浮かんだ平次の言葉。

 

「そうや・・・喧嘩したらあかん。あかんねん。

エアコンの音、着物の擦れる音、札に触る音、かすかな息づかい、

そして、胸の鼓動！！

 

みんな仲間や！

私の中に入ってきてええんよ」

 

そう精神を統一させ、立て直すことに成功しました。

 

和葉のすっきりと晴れた表情がまぶしい一枚です！

青山先生はこの演出を絵コンテで見たときに「カッチョイー！」と絶賛したそう。

 

 

から紅の恋歌：青山原画シーン④

 

取り残された平次と和葉が、バイクで向かいの崖に飛び移るシーン！

 

「しっかり捕まっとけよ、和葉！

 

その手離したら・・・

殺すで」

 

 

＼(^o^)／「KO・RO・SU・DE！」

 

平次（堀川さん）に別の意味で殺されそうになるくらいインパクトあるシーンでしたね！

 

堀川さんはこのセリフを、平次にとっては「アイ ラブ ユー」の意味があるとおっしゃっていました！

そして、「あなたは本当に大事だと思っている人を守り切れるんですか？」ということを男性視聴者に提起しているんだとか。深い！！

 

・・・さらにこのシーンは『そして人魚はいなくなった』を彷彿とさせる演出になっています！

やはりファンの心理をわかっていると言うか・・・心を掴むのがうまいです！！（笑）

 

 

ゼロの執行人：青山原画シーン①

 

来ました！『ゼロの執行人』の問題シーン！！

 

「安室さんって彼女いるの？」

と言う何気無いコナンの質問に、少しの間を置いてから・・・

 

「僕の恋人は・・・

 

この国さ！」

 

と答えた安室さん。

 

正直、コナンくんが質問した瞬間から期待と不安で心臓バクバクしてました。

すごく時間がスローモーションに感じたなぁ・・・（＾＾；）

 

劇場内にいた他の方々（主に女性だと思う）も、息を呑んだのが伝わってきました。

 

このシーンはもともと脚本にはなかったそうですが、青山さんが無理して入れてもらったそうです。

ファンが恋人の有無についてとても知りたがっていたので「教えてあげようかな」とのこと。

 

声優の古谷さんもこのセリフ（演技）にはかなり悩んだそうで、はじめはもっと甘い雰囲気で言おうと思っていたんだとか。

・・・そっちバージョンもぜひ聞いてみたいですよね。

 

 

ゼロの執行人：青山原画シーン②

 

コナンから、事件に小五郎を巻き込んだ理由をたずねられた安室さん。

 

「僕は立場上、公に捜査できないし

彼を事件に巻き込めば、君は必然的に協力者になる

 

そうすれば・・・

君の本気の力が借りられるだろう？」

 

その答えを聞いたコナンは、フッと目を閉じた後

 

「・・・買い被りすぎだよ」

 

と笑います。

 

このコナンの表情は、立川監督から「最後のコナン君がどんな顔してるかわからない」と青山先生が相談を受けたため描いたそうです。

 

 

紺青の拳：青山原画シーン①

 

園子と京極さんが食事に向かうの見送った後の、凛々しい蘭の表情。

はじめて観たときは怒っているのかと思いましたが、オチを知ると見え方が変わる一コマです！

 

 

紺青の拳：青山原画シーン②

 

京極さんの絆創膏のヒミツが明かされるシーン！

 

「これ・・・

ずっとつけてたの？」

 

「は、はい・・・

男がすたると思って・・・

言いだせませんでしたが・・・」

 

絆創膏の裏をみた園子と、気まずそうに照れながら答える京極さんの２人が青山原画です。

京極さんの原画は、元の原画のほぼトレースだそう。

 

それにしても、この“前髪園子”の反響はかなりのものでしたねー！！

永岡監督の発案だそうで、先生に相談したところ「かわいいからいいんじゃない」ということで実現したんだとか。（監督ナイスですー！笑）

 

 

紺青の拳：青山原画シーン③

 

何も知らずに帰国した蘭がコナンに駆け寄って、

 

「ただいま！寂しくなかった？」

 

とたずねるシーン。

これにコナンは、

 

（バーロ、ずっと一緒にいたっつーの！）

 

と心の中で返すのでした。

 

なんとも言えない優しい雰囲気が漂っていますが、初期の絵コンテではもっとコミカルに終わる予定だったそうです。

（蘭にぎゅっとされたコナンが、照れながら上のセリフを呟いて終わります。←11人目のストライカーのラストと似た、呆れと照れが混じった表情）

 

 

おわりに

 

もともと青山先生はアニメーター志望だったこともあって、クオリティーの高い原画がここぞ！という場面で披露されていますね！

 

先生は「映画はファンのためのお祭り」と語っていて、「応援してくれてありがとう」と感謝の気持ちを込めているのだそう。

だからこそ、毎年ファンが喜んでくれそうな演出や原画を盛り込んでくれているわけです！

 

そうなると、ますます応援せずには入られませんよね！

 

 

新たな映画では、いったいどんな原画が披露されるのか・・・いまからとても楽しみです！