週刊少年サンデー(小学館)で連載中の『名探偵コナン』が、作者・青山剛昌先生の病気療養と充電期間のため長期休載することが12月13日発売の同誌3・4合併号(小学館)にて発表されました。
いちコナンファンとしては少し悲しい気持ちになりますが、それよりも青山先生のお身体が回復して、まだまだ『名探偵コナン』が長く続いていってほしいと願っています。
そして!
今回長期休載を発表した号では、長年の謎だった黒の組織のボス「あの方」の正体がついに判明!
様々な憶測がされてきたなかで、今回の発表はかなり衝撃的で驚きが大きく・・・正直まだ受け入れられません(笑)
そんな黒の組織のボス(黒幕)の正体は、
『烏丸蓮耶』
という人物でした。
覚えていますでしょうか?
黒の組織のボス(黒幕)烏丸蓮耶って誰?
↑の画像をみてハッと思い出した方もいるかもしれません。
彼は、原作30巻・FILE.4『糾合』~FILE.7『誑欺』(アニメ・219話『集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド』の後半『黄昏の館編』)にて、名前とシルエットのみ登場していました!
垂れた目つきとくちばしのような高い鷲鼻、長い髪と肩に乗せたカラスがとても不気味な人物です。
現在わかっている『烏丸蓮耶』の情報では、
・40年前、99歳で謎の死を遂げた大富豪
・山奥の洋館『黄昏の館』を所有していた
・『黄昏の館』は、扉・床・手すり・食器・チェスの駒からトランプにいたるまで全て特注品で、カラスの紋章が刻まれていた
・母親から受け継いだ『黄昏の館』に隠された財宝を一目見る為、大量の考古学者を雇い調査させるが見つける事はできなかった
・見せしめに考古学者達を一人一人殺害
・のちに烏丸は死亡。烏丸家は衰退し、『黄昏の館』は烏丸家の手から離れた
と、『黄昏の館編』にて語られた部分のみになります。
正直、本編に直接関わってきたわけではないため、本編を盛り上げるための補足人物・設定くらいにしか認識していませんでした^^;
烏丸蓮耶=「あの方」の伏線があった?
一部のコアなファンからは烏丸蓮耶が「あの方」ではないか?と以前から噂がありました。
実は、作中のところどころに青山先生が伏線(ヒント)を描いていたようです。
1.「あの方」のメールアドレス「#969#6261」をプッシュ音付きの携帯電話で入力すると、「烏(カラス)なぜ啼くの」で有名な童話「七つの子」になる
2.黒の組織メンバー・で71歳になるピスコが「あの方に長年仕えた」と語っている(=高齢?)
3.半世紀前から開始された黒の組織の極秘プロジェクトが烏丸の死期と重なる
4.宮野明美は黒の組織の構成員達が着ている服を「カラスのような黒い服」と表現している。
5.過去にコナンも黒の組織を「あのカラスの軍団」と表現した事がある。
そのほか、青山先生は2006年1月13日の朝日新聞にて
「実は、ボスの名前はすでに原作のどこかに出ている。捜してみて下さい」
と発言。
メインキャラクターではなく、さらにコナンたちの前に姿をあらわしていない人物の可能性が考えられました。
組織の目的は?
40年前に99歳で死を遂げた烏丸蓮耶が、実はまだ生きているとしたら、現在の年齢は139歳・・・。
普通の人間ならとっくに亡くなっている年齢です^^;
黒の組織が進めているプロジェクトの真相は明らかになっていませんが、作中で工藤新一を幼児化させた薬『APTX4869』が鍵であることは間違いなさそうです。
青山先生は以前インタビューで、『APTX4869』の本来の目的(効果)を
「(不老不死は)違います。」
とはっきり否定していますが、きっとそれに近いものがあるのではないでしょうか?
灰原も以前より、
「時の流れに人は逆らえないもの…」
「それを無理矢理ねじ曲げようとすれば…」
と匂わせつつも、
「死者を蘇らせる秘薬…」
「…とでも言えば満足かしら?」
「まあ安心しなさい…私の研究の目的はそんな夢のような薬じゃないわ…」
と話し、死者を蘇らせる薬ではないと否定しています。
しかし、組織にソフト制作を依頼されていた、システムエンジニア・板倉 卓の日記には、
We can be both of God and the devil. Since we’re trying to raise the dead against the stream of time.
(我々は神であり悪魔でもある…なぜなら時の流れに逆らって死者を蘇らそうとしているのだから…)
と、ベルモットが語ったことが書かれているため、
本来は若返り、あるいは不老不死(に近いちかいもの)、はたまた死者蘇生やクローンに近い効果を薬によって生み出し、烏丸蓮耶を復活させようとしているのかもしれません。
ボスは烏丸蓮耶ではない?
青山先生は“あの方=黒の組織のボス”と認めていました。
しかしながら、ファンから「あの方」=烏丸蓮耶を予想した年賀状が届くと
「烏丸蓮耶はあの方ではない」
とはっきり否定します。
これによって烏丸蓮耶が候補からはずれたわけですが、
今回の発表によって、一部のファンは混乱しているようです。
烏丸蓮耶については既に語り尽くされていて、彼は昔から黒幕候補筆頭でしたが、その年賀状での青山先生の発言で、烏丸蓮耶黒幕説には終止符が打たれた認識でした。なので混乱しています。
— 名探偵コナン 考察します (@konan_kousatu) 2017年12月12日
烏丸蓮耶が黒幕では無いって根拠は青山先生の発言だけです。だけどそれが1番の根拠でしょう。100巻までに終わる発言を撤回したりはしてるけど、黒幕ではない。と言っておいて、嘘でしたーはないでしょう。
— 名探偵コナン 考察します (@konan_kousatu) 2017年12月12日
実はこれには大人の事情があるようで、
青山先生は「当たっている」と返事を書こうか考えたが周りから止められてしまったそうです…(笑)
まとめ
『名探偵コナン』長年の謎がついに明かされましたが、まだまだ分からない謎は多く残っています。
もしかすると、烏丸蓮耶の名を語った第三者の可能性や、すでに姿を変えている可能性もあるかもしれません。
烏丸蓮耶について判明するには、しばらく先になりそうですが、これからますます盛り上がりそうですね!
楽しみです!!